J3昇格を目指し、奈良の地で戦う26人の選手たち。
「何故、サッカーなのか」「何故、奈良なのか」選手それぞれの“物語”に迫る。
（ホームゲーム週に2人ずつ更新予定）

#8 堀田 秀平

プロになるために信じ抜いた中高時代
今ではその経験が堀田の基盤に。
加入して3ヶ月経った今、感じる奈良クラブの魅力とは——

 

サッカーの“やり方”を教わった中高時代

ㅤサッカーを始めたのは幼稚園なので3〜4歳くらいだったと思います。25年近くになるので、苦しいことも楽しいこともたくさんありましたね。特に思い出に残っているのは、中高の柏レイソル下部組織時代です。小学校からプロサッカー選手になりたいとは思っていましたが、柏レイソルのジュニアユースに入ってから、より強く意識しました。サッカーっていろんな考え方があるので、正解はひとつではないと思っています。その中でも柏レイソル下部組織での6年間は“サッカーのやり方”を教えてもらった時間でした。当時の指導者には感謝していますが、一番きつい時代でしたね（笑）。要求が高かったのでそれに応えるのに必死で。精神的にもきつくて、高校の6時間目はお腹が痛かったくらい（笑）。

プロになるために信じて
ㅤそれでも乗り越えられたのは指導者を信頼していたからですね。“これがサッカーだ、これを極めれば良い選手になることができる”と思えたので、どんなにきつくてもプロになるために必死にやりました。もしその時に負けてしまっていたら、今の自分はいませんね。厳しかったけれど、プロになるための道を提示してくれたので信じ切ってついて行こうと思えました。柏レイソル下部組織時代の経験が、今の自分のサッカーの考え方、向き合い方のベースになっています。

旧友と再びサッカーができる喜び
ㅤ奈良クラブの村瀬とは小学校、菅野とは中学校で一緒にプレーしていたんですよ。村瀬に関しては18年前に一緒にやっていて、二人ともまたこうやって奈良クラブで一緒にプレーできることになったのはサッカーの楽しみの一つでもありますね。なんとなくお互いの思っていることが分かるような気がします。

板前オーガナイザーの理由

ㅤ愛媛FCにいた頃、髪を刈り上げていたんですよ。そしたら選手に「お前の髪、板前みたいだな」っていじられて。それがきっかけで、愛媛ではサポーターから板前とか大将って呼ばれるようになったので、今回も板前を入れました。
オーガナイザーに関しては、僕はプレー中のコーチングや、全体を見て指示を出すことを得意としているので、その面でチームに貢献できたら良いなという理由でつけました。

板前と料理
ㅤ将来やりたいことは、大きく3つあって。まずは犬を飼いたいです（笑）。小さい頃から犬がすごく好きで。飼ったことはないんですけど、柴犬か秋田犬を飼いたいと思ってます。可愛いですよね（笑）。

ㅤ二つ目は、英語を話せるようになりたいと思っています。サッカーはまだまだ海外が進んでいる部分もあります。もし海外の指導者や選手などと話ができる機会があったとしたら、通訳を介さずに自分の言葉で話したいです。最近は週一で英会話にも通い始めました。

ㅤ三つ目は料理です。これまでも料理はして来ましたが、また最近力を入れ始めました。栄養を勉強して、自分が必要だと思った栄養素を、自分で料理して食べる。これができるようになりたいです。板前オーガナイザーと料理、のように（笑）。

ㅤサッカー以外の時間はこの英会話、料理と、あとは読書をしていることが多いですね。本を読むのが好きです。いろんな人の考え方を学べますし、気分転換にもなりますね。

——————————————————————

4月24日(水)掲載分

何故、奈良なのか

ㅤクラブの体制が新しくなることを知って、その魅力に惹かれ、興味を持ちました。奈良クラブに来て、3ヶ月経ちましたが、N.ROOMがとても刺激になっています。著名人の本を読んだことはありましたが、講習会などに出たことはなかったんですよね。N.ROOMでは第一線で活躍をされている方の仕事への想いや、考え方を直に聞くことができて非常に良いインプットの場となっています。

結果で貢献したい
ㅤあとは話を聞いて終わらずに、どう自分に活かせるか、アウトプットまですることが大事だと思います。奈良クラブに来たからこそは多くを学びたいですね。約10年間色々なチームを見てきましたが、奈良クラブの試みはとても面白いと思っています。奈良クラブに僕は選手として、結果で貢献したいです。奈良クラブの成長と共に、僕も成長していきたいです。

ㅤ奈良に来て3ヶ月が経ちましたが、とても住みやすく感じています。これまで、国内外いろんなところで生活して来ましたが、本当に素晴らしいところだと思います。

そんな素晴らしい土地とクラブでプレーできることに感謝して、精一杯頑張りたいです。