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東大寺とオンラインで『写経』しよう

今から約1300年前、
奈良の都、平城京では「天然痘」や「飢饉」「政変による反乱」が起こるなど、非常に不安定な状態にあり、多くの人々が苦しむ時間が続いていました。

そんな時、聖武天皇は人々に大仏造立を呼びかけ、仏の恵みによって国を安定させました。

仏法の力で、奈良の人々の心に安寧がもたらされたのです。

時は流れて現代、
再び新型コロナウイルス感染症の影響で多くの人が苦しみの中にいます。

こんな時に前を向くために、
疫病の歴史から国を守ってきた東大寺と、日頃から様々な繋がりに支えられている奈良クラブが主催で、より多くの人たちと一緒に素晴らしい未来を願い『写経』をしたいと考え、オンライン写経体験イベントを開催することになりました。

イベントでは、写経を通じて仏法の力を感じ、心穏やかに『写経』する事ができます。また、ただ写経を行うのではなく、東大寺教学執事である上司さまより、東大寺と疫病の歴史や写経についての説明を受けながら、楽しく写経をすることができます。

奈良クラブの選手と一緒に奈良らしい方法で、
コロナに打ち勝つ未来や、奈良クラブの勝利を願い『写経』を楽しみませんか?


写経をしよう

「東大寺と奈良の歴史」「写経とは」「写経をする上でのポイント」について、東大寺教学執事上司さまにご説明していただいております。動画を再生して、写経をしましょう。

準備するもの

  • カメラ、マイクのついたパソコン(もしくはスマホ)
  • すずり
  • 文鎮(ぶんちん)
  • 下敷き
  • 写経セット(東大寺のHPからお申込ください)写経セットには、お手本、説明と解説の小冊子、写経用紙、奉納用封筒、写経奉納芳名録(芳名録カード)が同封されています。

※ 上記の筆、すずり、墨、文鎮、下敷きなどが無ければ、鉛筆、ボールペン、筆ペンをお使いください。

写経セット
お手本、説明と解説の小冊子、写経用紙、奉納用封筒、写経奉納芳名録(芳名録カード)

筆や墨にこだわろう!!

本格的な写経に挑戦したい方は『筆』『墨』にこだわりましょう。

筆は繊細です。紙と筆との触れ方で線の太さが変化したり、墨の濃淡が生まれます。それらの変化を感じることで、じっくりと丁寧に文字と向き合う事ができるでしょう。

墨は、煤(すす)や膠(にかわ)、龍脳(りゅうのう)などの香料を混ぜて、職人によって一つ一つ丁寧に作られています。墨の香りが自然と心の静けさを引き出してくれます。

奈良は『筆、墨作りの発祥の地』と言われています。

筆づくり300年、文化と伝統を継承されている『あかしや』さまより奈良筆『極品写経』、そして奈良の伝統産業である墨造りをされている『呉竹』さまより奈良墨『写経用墨』をご紹介いただきました。

ぜひ、筆や墨にこだわって本格的な写経を楽しみましょう。

奈良筆『極品写経』

切っ先が強く、トメ、ハネ、ハライがきれいに表現できる黒い兎の毛とコシのある馬毛を厳選しました。

日本の筆づくり発祥の地奈良で約300年の伝統を守るあかしやが造筆した写経にオススメの筆です。

奈良墨『写経用墨』

粘りをおさえ伸びをよくした写経用墨。

濃度が高く保たれており、スムーズな運筆で端麗な経文が仕上がります。

純黒で運筆性がよく、楷書細字作品にも最適です。


メッセージ【東大寺 教学執事 上司永照さま】

心は巧みな絵描きのように様々なものを描き出す。

なんとも魅力的な興味深い言葉。『華厳唯心偈』の冒頭です。長大な経典『華厳経』の真髄であるとも言われるこの一節を東大寺では写経にお勧めしています。

奈良時代、一字の違いも許されない厳格な蔵経という写経もありましたが、昭和50年から始められたこの写経の説明書には、「一人で書くのも良し、手分けするのも良し、毛筆が基本だが鉛筆やペンでも良し、要は心をこめて清々しく」と、実におおらかです。

手本を書いた榊莫山氏は、「写経を通じ人々が現代の宗教に能動的に参加したら、これが昭和の史的エポックをつくるような気がする」と評されていました。いま、コロナ禍で外出がままならぬけれども、心は自由に、“自宅で写経”は如何でしょう。

『唯心偈』は「一切は心から転ずる」と説きます。姿勢を正し、呼吸を整え、お経を写すことによって出来た“心”が新しい世界を創造します。写経を通じて得られた心が、令和をしなやかに生きる助けになることを祈っています。


『華厳宗大本山 東大寺』を応援する

大仏殿を拝観しよう

新型コロナウイルスの影響で大仏殿を含む諸堂の拝観を停止しておりましたが、6月1日(月)より感染予防対策を施した上で、大仏殿の拝観を再開しています。

密集を避けられるタイミングを見計らいながら、ぜひ足を運んでみて下さい。


お寺紹介
『華厳宗大本山 東大寺』

『東大寺』は奈良県奈良市雑司町にある華厳宗大本山の寺院です。

金光明四天王護国之寺(きんこうみょうしてんのうごこくのてら)ともいい、奈良時代に聖武天皇が呼びかけ、当時の国民の半数もの人々の力で建立されました。

「奈良の大仏」として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)を本尊とし、古代から現代に至るまで広い信仰を集め、日本の文化に多大な影響を与えてきた寺院として知られています。

お寺情報

【住所】
奈良県奈良市雑司町406-1
【電話番号】
0742-22-5511
【参拝時間】
大仏殿 7:30~17:30
二月堂 24時間参拝可能
法華堂・四月堂・不動堂・千手堂・念仏堂・指図堂 8:30~16:00
戒壇堂は保存修理及び耐震化工事のため、令和2年7月1日より約3年間拝観を一時停止。その間、四天王像は東大寺ミュージアムにて安置し拝観可能。
東大寺ミュージアムは7月23日より再開 9:30~17:30
※最新の参拝状況は東大寺ホームページをご確認ください。

【HP】
http://www.todaiji.or.jp/


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更新日 2020年8月1日