日時:2021年8月29日 16:00 キックオフ

スタジアム:奈良県立橿原公苑 陸上競技場

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奈良クラブ

3

1

2

前半

後半

3

0

3

AWAY

FCティアモ枚方

45+2分田中奏一

51分浜田幸織

90分都並優太

得点者

5分久保田駿斗

21分チョ・ヨンチョル

42分松本孝平

奈良クラブ 選手交代

HT分寺島はるひ →  森俊介

HT分桑島良汰 →  浜田幸織

HT分森田凜 →  片岡爽

69分長島滉大 →  都並優太

82分田中奏一 →  寺村浩平

奈良クラブ 警告

73分都並優太

奈良クラブ 退場

奈良クラブ コメント

フリアン・マリン・バサロ(監督)

―本日の試合を振り返って
今日は、奈良クラブにおける2つのチーム、2つの側面が見られた試合だったかと思います。前半は本当にパッションがないチームだったかと思います。自分たちのプレーのアイデンティティというのは情熱を持ったプレーをすること。それはやはり1分たりとも欠かしてはいけない。全てのプレーにおいて欠かしてはいけない。後半においてはパッションが出た試合になった。そういう意味で2つの側面が見られた試合でした。

選手の中にはスタメンで出ていない選手もいますが、後半から出た都並優太選手などは、常にパッションを持った選手で、チームにいい流れをもたらしてくれる選手。3点目も決めましたし、彼がチームに伝える情熱というのはとても重要だと思いますし、繰り返しになりますが、本当にその情熱が前半にはなかった。後半はしっかりとプレーできたと思います。

他にポジティブな点でいれば、前季にティアモ枚方さんのホームで勝利し、そしてホームで勝ち点1が取れたことです。ティアモさんの選手たちはとても才能がある。例えば松本孝平選手、佐藤諒選手、チョ・ヨンチョル選手などタレントのある選手がたくさんいる相手なので、そこ(にシーズンを通し、負けなかったこと)はポジティブな面だと思う。

―交代策が上手くいきました
前半は満足いく出来ではなかったが、後半はいい交代ができた。例えば森俊介選手は、長い間プレーできていなかったが、今は高いレベルに戻ってきているし、しっかりサイドを突破してゴールチャンスを作ることが出来た。浜田幸織選手は、常に裏のスペースを狙って抜け出すのが得意な選手ですし、狙ってゴールが取れる選手ですけども、しっかりそれを今日の試合で証明しました。さらに片岡爽選手も自分たちにとってやはり重要な選手であり、この三つの交代が上手くいったこと、また先ほど言った都並優太の交代も含めて、本当にうまくいったと思いますし、自分たちのベンチにもいい選手がいるというのを証明できたかなと思います。
ただし最初のスタートの11人がうまくいかなかったのは監督である自分の責任だと思います。

―前半、戦術的に押し込まれた原因は?
1点目は、ちょっと不運な形でやられてしまって、2点目はリーグでも屈指の選手のゴールだったので、0-2になったときにそこから巻き返すというのがちょっと難しくなってしまった。

これは選手たちにもHTに言ったが、やはりパッションなしには、他のことは何も意味がなくなってしまう。パッションがなければ、戦術的なこと、技術的なことは意味がなくなってしまうということを言いました。

例えば自分たちの(攻撃の)リズムが悪いときがありましたが、相手のFWのプレスはそこまで厳しいものではなかった。なので、本当は自分たちのセンターバックとボランチの選手たちが、そこで簡単に解決できる術を持たないといけなかった。

その他にもやはり少ない手数で相手の2トップを突破した後に、そこから前線の動きが少なかった。相手は4-4-2(のフォーメーション)で、自分たちは中盤で有利な状況ができていたが、相手の2枚のボランチに対して数的優位を作ることが出来なかった。そこはしっかりと修正して、後半はスムーズに入れたかなと思う。

―ティアモ枚方対策としてやってきたのは
ティアモさんが、他のチームとちょっと違うことをやっているのはサイドバックの選手が幅を取る代わりに、中にポジションを取ってくること。そしてウイングの選手がウィングバックみたいな形をとってくるということです。それは知っていたので、それに対する準備はしていましたが、やはりそんな簡単ではなかった。相手は高さを変えて攻撃してくるので、自分たちのサイドバックの選手が中をしめながら、外に張ってくる選手もケアしなければいけなくなった。その部分で自分たちも苦労したかなと思います。

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