リリース

シーズン終了のご挨拶

昨日のシーズン終了報告会をもちまして、2025シーズンの奈良クラブトップチームとしての活動をすべて終了いたしました。

今シーズンも、熱いご声援を送り続けてくださったファン・サポーターの皆さま、パートナー企業の皆さま、自治体の皆さま、奈良県サッカー協会の皆さま、そしてボランティアの皆さまをはじめ、多くの方々のご支援とご協力に、心より感謝申し上げます。

昨年の17位という成績から、プレーオフ圏内、そしてJ2昇格を目標に掲げ、「新たなる挑戦」というスローガンのもと新たな一歩を踏み出した奈良クラブは、中田監督のもと初の海外キャンプを実施し、質・量を求めたトレーニングに取り組みながら開幕に照準を合わせて戦ってまいりました。序盤から2024シーズンからの明らかな成長が見られ、良い形で序盤戦を終えることができました。6月以降は小田切監督の就任とともにさらに勢いを増し、夏にはプレーオフ圏内をしっかりと捉えた戦いができていましたが、怪我人の増加もあり、欠けたポジションの穴を埋めきれず勝ちきれない試合が続きました。結果的に最終戦までプレーオフ進出の可能性を残したものの力尽き、9位でシーズンを終えることとなりました。「よく戦った」という思いがある一方で、力の足りなさを痛感した一年でもありました。

観客動員においては、2023シーズン平均1,781人、2024シーズン平均1,926人、2025シーズン平均2,313人と年々増加しており、初年度と比較すると平均で532人の増加となりました。徐々にではありますが奈良クラブを応援してくださる方が増えていることを実感しており、この流れをさらに加速させていきたいと考えております。

ピッチ外の取り組みにおいては、ファン感謝祭を地域住民の皆さまと共にナラディーアで開催したほか、初年度より取り組んでいる「39市町村プロジェクト」では自治体との連携協定が21市町村に達し、さまざまな地域で活動をご一緒させていただくなど、奈良クラブの輪が確実に広がっていると感じています。

最後に、先日のリリースでもお伝えしましたとおり、JFL時代より奈良クラブを支えてくれたクラブの顔である都並優太選手、山本宗太朗選手の退団が発表されました。クラブの状況が非常に厳しかった時代から長い期間、奈良クラブのために貢献してくれたことに心から感謝しています。2022年の昇格を決めたときの宗太朗選手の決勝ゴール、そしてホーム最終戦アディショナルタイムでの優太選手の決勝ゴール――今思い出しても胸が熱くなり、涙が出そうになる瞬間です。二人が奈良クラブの歴史を作ってくれたこと、本当にありがとうございました。一旦クラブを離れることになりますが、今後も何らかの形でクラブに関わってもらえればうれしく思います。

また酒井達磨選手も退団となりました。怪我により2年間苦しいシーズンを過ごした中でも、復帰に向けて前を向いて取り組む姿勢、試合に出られなくてもチームに貢献したいという行動、そしてチラシ配りにも率先して取り組む姿は、言葉と行動で「チームを支える」ことを体現してくれていました。その気持ちは毎日会っていなくても伝わってきました。最後まで漢(おとこ)であったと思います。本当にありがとうございました。ギラギラとゴールを狩りに行く達磨選手の復活を、心から楽しみにしています。

来季、Jリーグはシーズン移行による大きな転換期を迎えます。まだ手探りな部分もありますが、J2・J3百年構想リーグでの戦いに向け、しっかりと準備を進めてまいります。「奈良の未来を共に創る」という想いを来季もぶらさず、邁進していきます。
引き続き、変わらぬご支援・ご声援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

株式会社奈良クラブ
代表取締役社長 濵田 満