新年あけましておめでとうございます。
旧年中はたくさんのご支援・ご声援をいただき、誠にありがとうございました。
トップチームとしましては、JFL2年目の昨年は、年間通算順位10位、観客動員数の減少、と思い描くような結果を得られず難しいシーズンとなり深く反省しております。その中でも耐え忍び、あがき、もがき、勝利を目指してひたむきに取り組む姿勢を最後まで貫いてくれた選手たちが「もう一度奈良でチャレンジしたい」と多く残留してくれました。これも日々彼らを支えてくださっているサポーターやパートナーや自治体、奈良の町の方々の愛情からなるものだと感じております。
2017シーズンは薩川新監督を迎え、奈良クラブに関わる全員の思いを花開かせるために努力してまいります。
セカンドチーム「ソシオス」は一年を通じて上位争いを演じ、奈良県1部リーグを2位、プレーオフ進出を果たしました。オフシーズンにはトップチームとの交流戦も行い、今後も相互に刺激しあえる関係を築いていきたいと思っています。
電動車椅子サッカー部門「ビクトリーロード」は5回目の全国制覇を果たし、「奈良クラブ最強のカテゴリー」として躍進してくれました。この大会では安井悠馬選手がMVPに輝きました。
昨年より仲間入りした知的障がい者サッカー部門「バモス」はトップチームOBである嶋監督が先頭に立ち、日本代表候補の選手たちも在籍し強化・育成をしております。前座試合やイベント、ボランティアでも大活躍しています。
育成普及部門「ジュニアユース」「ジュニア」「スクール」は、サッカーの楽しさを伝え、サッカーを通じて人間力を育むことをテーマとし、自分で考え、行動できる人材の輩出を目指しております。「ふれあいサッカー」や「巡回サッカー教室」は年間約5000人の子どもたちのご参加をいただきました。
選手のセカンドキャリアや奈良県企業の発展を願った企画「奈良シューカツ!!」ではパートナー企業と大学生をつなぎ、内定者も輩出することができました。
他にも県内外のイベントへの参加、東日本大震災・熊本地震への支援など、クラブができることにはこれからも積極的に行動してまいりたいと思っております。
「勝ち負けよりも大切なものがある。」
2017年も、このクラブコンセプトの下、奈良クラブに関わる人々が心豊かに成長できるクラブを目指してまいります。
引き続き、温かいご支援・ご声援をよろしくお願いいたします。
NPO法人 奈良クラブ
理事長 矢部次郎