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11/7(土) サポーターズトラストについて理解を深める会 開催報告

奈良クラブフロントスタッフ、有志のサポーター、スポンサー企業の社員様が集まり、来シーズン以降の導入を目指す『サポーターズトラスト』について、ステークホルダー全員で理解を深めるため、「サポーターズトラストについて理解を深める会」を実施しました。

ゲストに谷塚哲 氏をお迎えして、サポーターズトラストの仕組みや成り立ちなどを説明していただき、理解を深めました。

サポーターズトラストについて理解を深める会

まずはじめに、奈良クラブ代表取締役社長 浜田満より、株式会社とNPO法人の組織体制や決算状況など、奈良クラブの現状を参加者に説明しました。
その後、図式を用いて従来と目指すべきクラブとサポーターの関係性、真の市民クラブを目指す取り組み「サポーターズトラスト」について考えを述べました。

奈良クラブが、本当の意味で市民クラブとして奈良の皆様にかけがえのない存在となり、100年続くクラブとなっていくためには、中途半端な形でサポーターズトラストを立ち上げるのではなく、あらゆる角度からメリット、デメリットを検証し、最適解を見つける必要があると思っています。そのために、より実態に即した形の運営方法を確立するため、今回の会を開きました。

ゲスト 谷塚哲 氏による「サポーターズトラスト」の説明

谷塚 哲 氏
1972年埼玉県生まれ。武南高校・順天堂大学とサッカーを続け、社会人は地域リーグでJFL参入を目指す。30歳で現役を引退し、行政書士試験合格。平成17年にスポーツ法務事務所/谷塚行政書士事務所を開業。専門家による専門的なスポーツマネジメント組織の確立を目指し、REGISTAを立ち上げる。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科 修了(スポーツ科学修士)

クラブが地域の存在となり、永続的に支えられる存在になるために、海外での地域(サポーター)がクラブを支える仕組みである、以下3つについて説明していただきました。

・ドイツ 「e.V.(フェライン 50+1ルール)」
・スペイン 「ソシオ」
・イングランド 「サポーターズトラスト」

それぞれの実用例から運用方法、メリットとデメリット、クラブへの還元方法などを比較から相違点を分かりやすく説明していただきました。
クラブを応援する人たちが、クラブとは別法人を設立した上で会員を募り、会員から集めた会費でクラブの株式を購入し、株式の持ち分比率を高めることによって別法人のクラブ経営への参加を可能にする取組みである、サポーターズトラストについて理解を深める機会となりました。