コラム

[PLAYER’S STORY] 遊馬 将也 Masaya Yuma

J3昇格を目指し、奈良の地で戦う26人の選手たち。
「何故、サッカーなのか」「何故、奈良なのか」選手それぞれの“物語”に迫る。
(ホームゲーム週に2人ずつ更新予定)

#9 遊馬 将也

人生初の優勝を経験した秋田時代。
杉山監督の元で“優勝”という2文字を
再び実現するために————

徐々に、確実に力をつけた幼少期

ㅤ小学校2年生から少年団でサッカーを始めました。その頃はただ単にボールを蹴っている時が一番楽しかったです。その中で選抜にも呼ばれるようになって、もっと上のレベルでサッカーをやりたいと思い、武南ジュニアユースに入団、高校もそのまま武南高校に進学しました。高校3年の時に大学には行きたいけれど、どこの大学に行こうかと迷って。サッカーを続けることは前提ですけれど、何を学ぼうかと考えた時に、子供が好きだったことを思い出したんです。

保育士の資格が欲しかった
ㅤ僕が三兄弟の長男っていうこともあるかもしれませんが、子供と関わっていると嫌なことを忘れて、笑っている自分がいたんですよね。じゃあ子供関係の仕事をしようと思って、保育士の資格が取れて、サッカーも強い東洋大学のセレクションを受けました。セレクションに合格することができて、喜んでいたんですけれど、サッカー部はキャンパスの立地条件上、保育士の資格が取れないことが判明して(笑)。自分考えの浅はかさを恨みましたね(笑)。資格は取れなかったんですけど、子供が好きで子供のためになることをしたいという気持ちは変わっていないです。子供が夢を持てるような選手になりたいです。

サッカーの醍醐味
ㅤ小さい頃とはまた違い、高校生くらいになると、観衆の前でプレーをするということがやりがいでした。サッカーは団体競技なので、点が入ったり、勝ったりした時にみんなで喜ぶのがたまらなく良いですね。全員が我を忘れて喜んでいる場は、それはもう鳥肌ものです。奈良クラブでもその体験がしたいですね。

オフでも体のケアを

ㅤオフの日は観光地に出かけることが多いですね。最近だと京都の金閣寺と清水寺に行きました。修学旅行以来なので、テンション上がりましたね(笑)。あとは、体のケアをしています。体のケアには気を遣っていて、疲労を残さないために治療院でマッサージしたり、ストレッチしたり。まだ20代なのでそこまで疲労は感じませんが、それでも大学の頃と比べると少しずつ体が変わってきていると感じてます。今後もケアはしっかりしないとですね。

FWの楽しさは“ヒーロー”になれること
ㅤ僕はテクニックがあるタイプではないので、気持ちで頑張るタイプだと思います。苦しい時にどれだけプレッシャーをかけにいけるか。あとはやっぱりFWとしての一番の仕事は点を取るところだと思います。FWの楽しさって一番相手のゴールに近くて、点を取れて、“ヒーロー”になれることじゃないですか。僕のプレーを見て、感じて、熱く盛り上がっていただきたいです。

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4月27日(土)掲載分

優勝・昇格への想い

ㅤ僕はチームで決めた目標を成し遂げたいです。秋田でJ3優勝を経験するまで、これまでの人生の中で優勝をしたことがなかったんですよ。だから奈良クラブで優勝という言葉が出た時はもう一度あの感動を味わうために絶対に成し遂げたいと思いましたし、叶えられるだろうと思って奈良クラブに来ました。このチームで優勝・昇格をすることだけを考えています。

ラインメール青森戦での初ゴール
ㅤ藤井から良いパスが上がってきました。サポーターがいてくれるからこその僕たちだと思うんです。サポーターが試合の雰囲気を作ってくれるし、わざわざ青森まで来てくれていたので、ゴールを決めた時はサポーターの方に向かって走りました。

クラブに影響を与える人でありたい
ㅤいつも奈良クラブを応援していただきありがとうございます。JFLの今だからこそ、みなさんとできることがたくさんあると思います。僕も選手として結果を残せるように頑張ります。言葉にすることで注目してもらえる、これが良いサイクルになっているので、このクラブで影響を与えられるように続けていきたいです。これからも応援よろしくお願いします。