HOME

奈良クラブ

2

1

1

前半

後半

1

1

2

AWAY

いわきFC

7分浜田幸織

82分浜田幸織

得点者

45+1分分鈴木翔大

46分谷村海那

奈良クラブ 選手交代

40分金子雄祐 →  片山滋永

63分寺島はるひ →  山本宗太朗

63分長島滉大 →  森俊介

82分田中奏一 →  都並優太

82分浜田幸織 →  向慎一

奈良クラブ 警告

23分寺島はるひ

66分片山滋永

奈良クラブ 退場

奈良クラブ コメント

フリアン・マリン・バサロ(監督)

―今日の試合を振り返って
いわきFCの、とても高いプレー強度によりレベルの高い厳しい戦いをさせられた。そういう試合でした。奈良クラブは、エコノメソッドを取り入れて、メソッドダイレクターのダリオやトップチームの私を招聘し、奈良クラブとしてのプレーのアイデンティティを確立しようとしています。いわきFCさんもうちとは違ったスタイルですが、彼らが確立しようとしているアイデンティティというのがとても表現された試合だったと思います。

そういう意味で彼らを祝福したいと思います。祝福したいのは昇格を達成したということだけでなく、彼らのプレーの方法に対してです。彼らは強度の高いサッカーを目指していて、フィジカルに強い選手、力強い選手を集め、育てあげている。彼らのクラブの構築の方法に対して、本当に祝福したいと思うし、それが昇格につながったと思う。

私たちも、いい道のりを歩いている状態だ。しっかりと自分たちのクラブとしてのアイデンティティを確立していき、より競争力を持った戦いをしていきたいと思っているし、出来る限り上位で戦いたいと思っています。

(今日の試合も含め)どんな相手でも自分たちは競い合うことが出来ていると思うし、自分たちのもつ情熱、パッションというのを証明できたのが良かったと思います。

―プレー面について
前半はしっかりと相手の高いプレー強度に対し適応することが出来たし、ブロックをしっかりひいて、ディフェンスすることが出来た。加えてボールを奪い返してからのカウンターにより、特に前半においては相手より多くのチャンスを作れた

後半は相手の退場後に自分たちがボールを持つ時間が多くなった。相手が一人少ない中でしっかりボールと試合を支配して、多くのチャンスを作れたと思う。結果は引き分けだったが、昇格が決まっている相手に対し多くのチャンスを作れたことは、勝利に比するのではないかと思っている。

―前半終了間際と後半開始直後の失点をどう評価しているか
そういう時間帯での失点というのはメンタル的に苦しいゴールだし、チームとして「痛い」失点だったと思っている。特に1失点目は自分たちがカウンターに失敗し、ボールを運ぶ方法を間違えてしまった失点、2失点目は上手くクリアできなかった失点ということで、メンタル的には痛い、辛い失点だったが、チームがそこで諦めず、決して下がらずに気持ちを強く持ってプレーできたことはとても誇りに思う。

―「パッションを証明できた」というのはどういう部分か
パッションというのは、具体的な一つのプレーというよりは、クラブ全体におけるサッカーに対する情熱だと思う。例えば日本全国に奈良クラブを応援してくださる方がいて、彼らは旗だったり横断幕だったりを作ってくれていて、そういう所に彼らの「パッション」を感じている。うちの選手たちについて言えば、パッションを込めてプレーしたことにより、全力を出し切ったということ。それが一つのパッションの証明だと思う。彼らはロッカールームに帰ってきた時に疲れ果てていた。そういう所でパッションを出し切ったという事ができると思う。

個々の選手について言うと、金子雄祐選手はパッションを証明出来ている選手で、練習後や試合後にビデオを要求してきたり、トレーニングに対して試合のフィードバックを要求してきたり、もちろん試合になれば100%献身的にプレーしてくれますし、そういう選手というのがパッションを込めて、プレー出来ている(証明だ)と思う。今日の試合では残念ながら彼は怪我で途中交代してしまったが、大きな怪我でないことを祈っている。

-その金子雄祐の負傷交代をどのように補ったか
金子選手の重要な役割というのは守備時のバランスをとることで、彼はボールを奪う能力が非常に高い選手。彼がいなくなったことでボール奪取能力が失われたのは残念だったが、一方でチームとしてもっとボールを持ちたいとも思っていた。相手のプレスの強さだけでなく、自分たちのミスもありボールを支配できていなかったので、片山滋永選手の投入に至った。彼は勇敢にプレーできる選手で、自信をもってボールをキープできる選手。生粋のボランチの選手ではないが、チームとして「ボールをキープする」、「ボールを持ちたい」と意図をもって彼を投入した。

PHOTO